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『ムード・ミュージックの楽しみ』〜心の仮想空間〜

http://www.vintage-mood.com


テレビ朝日系

『日曜洋画劇場』に

使われていた、

元エンディング・テーマ

「ソー・イン・ラヴ」

について。

この件については、過去に何度かホームページで記載したことが

ありました。

しかし、最近(2006年10月)決心したことがあります。

私の原稿を受け入れてくださる出版社が見つかるかどうか、まだ

わかりませんけれども、この辺で、日頃思っている音楽・

レコードについての本の執筆をしてみようと思いました。

自費出版では、ロサンゼルスで活躍していた故Tak Shindo 先生に

資料提供にも御協力いただき作りました『Search for emotion』を

はじめ、1999年には3種類ほど発表させてもらいました。

 

これらは、評論家の青木啓 先生にもご覧になっていただき、

(手前味噌ですけれど)お褒めの手紙をいただいたりもしましたが、

やはり書店に並ぶような本として、記録に残す時でも

あるような気がするのです。ある程度、書き上げてから

出版社へあたってみようと思ってはおりますが、受け入れて

くださる所があるかどうか、ですね(苦笑)

 

そこで、ちょっと書いておきたいと思う事があり、このページを

開設しました。

まずはじめに、これは情報についての「私の考え方」であることを

前置きさせていただきます。

そのテレビ朝日系『日曜洋画劇場』に使われていた、

元エンディング・テーマ「ソー・イン・ラヴ」なんですけれども、

これは私が日本語のホームページを開設してまもなく、

沢山の質問や、ダビング依頼のメールが寄せられ、

悩んだ末に、自身で聴くために作った“お気に入り曲を入れた

カセット・テープ”の解説として情報を掲載したのが、

インターネットでは最初の情報です。

まだ開設間もないYahoo!Japanなど、いくつかの当時

検索サイトには、この件についての回答(情報)は、

何もない事を十分に確かめてからのことです。

「あの曲は何という題名なのか」などといった質問に関係する

記事の掲載は、当時からありましたが・・・ 

なぜ、情報掲載を悩んだか?

多くの方は、それを疑問に思うことでしょう。

当時の状態として、世界中に繋がっているネット世界は匿名であり、

誰が私のホームページを見ているかさえ、わからなかったのです。

そして、言うまでもないですが、通信(ホームページを観覧)

できる設備させ整っていれば、誰でも見る事ができるのです。

その状態をふまえた上で、非常に気を使って扱わなくては

ならない情報もあるのです。

この場合はレコード情報ですけれど、私はそれでも気をつけて

いることがあります。それは、その情報を発信したことによる

複数の弊害です。

そこまで考えなければ、単なる無責任な発信者に過ぎません。

では何の弊害があるのか、ということを簡単に書きますと・・・ 

 

『日曜洋画劇場』の元エンディング・テーマに関しての質問の流れは、

まず、曲名、演奏者を尋ねる質問から始まります。

これをクリアすると次に、そのレコードなりCDのタイトルや製品番号、

つまり入手方法についての具体的な質問になります。

(図々しい人は、いきなり、これをダビングしてくれと言って来ます。

お断りをすると、中には匿名をいいことに、もの凄い怒りの文面を

返して来るような人もいました・・・)

ホームページに寄せられた質問メールの数を集計したことは

ありませんが、おそらく数百通は来ていたでしょう。

この状態で、ホームページにこのレコードの情報(レコード番号など)

を掲載した時の弊害・・・ ご想像できませんか? 

みんな一斉にコピー&ペーストで検索、各中古レコード屋にも

問い合わせしたりするでしょう。中古レコード屋も商売ですから、

多くの問い合わせがあれば探すはずです。

しかし、大多数の中古レコード屋の店員には、これらのヴィンテージ・

レコードに対しての専門知識は、全くと言っていいほど、

ありませんから、何も役に立ちませんけれど、レコードタイトル、

アーティスト、レーベルにレコード番号等の一揃えの情報があれば、

容易に身動きがとれます。

何人も、同じレコードの問い合わせがあれば、当然、商売としては、

それを少しでも高く売ろうとします。

日本の中古レコード屋さんがネットで見て、その情報だけを元に

探しまわり何枚も仕入れれば、買い付け先のアメリカでも

当然価格は跳ね上がります・・・ もう上がってますけど(苦笑)

「このレコードを今のうちに買い占めて、オークションに

出したら大儲けできそうだから(レコード番号などを)教えろ」

と言って来た方達もいます。本当の話なんですよ(笑)

 

もとから、こつこつ探していらした方には大打撃です。

状態の良い盤の競争率は高くなるし、発見しても評価額は高くなるしで。

他にも弊害はあるのですが、わかりやすい表面的な理由は、

そのような事です。

なので、私はレコードのタイトルやレーベル、番号などの

直接的な情報を掲載するべきではないと考えていたのです。

教えたくなくて掲載しなかったのではありません。

(きちんとした文面で、礼儀正しくコンタクトのあった方々には、

こちらも情報をお教えしておりました)

このような情報というのは、価値がありますから、

本当に欲している方、必要としている方へ、然るべき方法で

お伝えするべきなのです。

つまり、同じ音楽愛好家同士(匿名でなく)のコミュニケーション上で、

お伝えしたり、あるいは、(情報料として)お金を出して、

ジャケット写真と供に情報を掲載した私の冊子

『Search for emotion』をお求めになってくださった方々こそ、

その方にとっても、私にとっても満足な情報提供の方法なのです。

 

匿名で「(この件について)教えて下さい」とだけ書いて

来る人の無礼なメールに、返信などする価値がありません。

自分の名前すら教えたくない、でも情報は欲しい、と

言って来る知らない相手に教えるのは、フェアでありません。

道に迷って困っている人に、道を教えるのではないのですから・・・ 

とにかく、情報には、いろいろな種類があり、この種類の件に関していえば、

扱いをよく考えてしなければ、いけないということですね。

 

既に当方の復刻CDにもありますように、『日曜洋画劇場』の

元エンディング・テーマには、最初、モートン・グールド楽団の

レコードが放送に使われていました。後に邦楽アーティスト

によるコピー演奏にすり替わっていますが、私にとって

後者は興味がありません。

当時、実際に放送に使われていたのはレコードに間違いありませんが、

LPの音とは限らないのです。

既にLPタイトル『Curtain Time』はネット上で公表されてしまい、

欧米人には日本人に高く売れるレコードとして、

オークションなどでも、しばしば高値で取引されるようになりました。

本当に欲しい方には、それでも良いでしょう。

しかし、無知な方が高値で再版盤を買わされている状況に、

複雑な思いを感じます。

アメリカで発売された『Curtain Time』というLPは、

当方の復刻CD『レコードのムード』の解説書にも入手難易度の

記載がありますが、もともとは、さほど入手困難なものでは

なかったのです。ただ、それは再版盤といって、

最初に発売されたものではなく、(レコード番号、曲目、

ジャケットの絵柄は同じで)数年後にあらたに作り直したものが

出回っているということです。

 

レコードにも、本と同じように「版」があり、

名著の初版本などは高価ですよね。

専門的な話なので簡単に書いていますが、厳密には

セカンド・プレスとか、再発、復刻とも違います。

レコードをプレスする時に使う元の「版」を作り直していて、

まずそこが大きく違います。

そして、作られた時期も違うので、ラベル等も違っていますし、

ジャケットの作りも少し違います。レコードタイトル、

番号、ジャケットの絵柄は同じものを流用していますので、

素人の方には、なかなか見分けがつかないでしょう。

 

最初に発売された時の盤は、一番音がクリアですけれど、

まだアメリカでもLPが出始めたばかりの頃で、プレスの質も

あまり良くなく、めったに市場には出て来ません。

出て来るのは、後に作られた、あまり珍しくない再版盤ばかりです。

今は、あちらこちらでレコード番号とともに公表されて

しまったので、すっかり目を付けられてしまいましたが、

『Curtain Time』のLP自体は、既に書きましたように、

さほど珍しいものではありませんので、インターネットを

されていない年代のオールド・コレクターの方は、

わりと『Curtain Time』を知っていると思います。

多くのコレクターも、そんなこと以前から知っているので、

わざわざインターネットに表記しないか、インターネットを

しない環境であるに過ぎないのです。

たまたま私がムード・ミュージックのホームページを

開設していたことにより、情報の一部掲載、復刻盤制作へと、

みなさまにお答えする形となったに過ぎません。

インターネット上に情報が出ていないから、

みんな知らない事なのだろうという発想をされている方が

いらっしゃるようですけれども、それは

間違っていることを知っていて欲しいと思います。

 

それから、このタイトル『Curtain Time』の他に、

モートン・グールドのこの演奏が収録されたLPは

いくつか(複数)あります。

このタイトル以外のLPレコードだけでなく、別タイトルの

EPレコード、シングル盤などもあるということで、

それプラス『Curtain Time』の再版盤があります。

モートン・グールドの演奏(ソー・イン・ラヴ)は、

『Curtain Time』だけではないのです。

CDでは米タイムライフのもので過去発売(現在廃盤)

されたことがありますが、前半に結構ノイズが入っています。

当方の『レコードのムード』では、昔のモノラル・テレビの

音に一番近く聴こえる録音特性の状態の良いレコードを

採用してみました。

ノイズは、タイムライフのよりも、ずっと少ないです。

なぜマスターにノイズが多いのかということも、

既に事情を上記ご説明したように、ここで記す必要もないでしょう。

 

以上、書こうと思ったことの一部分ですが、

情報についての私の考え方を知っていただければと思いました。

ネット上には、むやみやたらに情報は出しません。

情報の内容によっては、然るべき人へ、然るべき方法で

お伝えするのが、本当の情報伝達であると考えるからです。

ネットは、それを導くための道具の一つに過ぎないのです・・・ 

 

追記:モートン・グールドの、その演奏が入ったレコードについて、色々と

   書きましたけれど、結局は「あなたが良くて、私も良い」という

   状況にしたいということなんです。その質問が多かった

   『日曜洋画劇場』の元エンディング・テーマのレコードを

   お教えしたところで、コレクターでない方には、そのレコードを簡単に

   入手することが出来ませんから、解決には至らず、

   最終的には「ダビングを・・・」という結果になってしまいます。

   そこで、みなさんの御要望にお応えして作らせてもらった

   『レコードのムード』なのです。著作権料はもとより、

   制作にも費用がかかっているんですね。

   無料の動画投稿サイト等にアップされている違法な音源とは違うんです。

   ですから、私としては、一人でも多くの方に、お求めいただきたく

   御理解を頂きたいと思っております。


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